MORI MAGAZIN

森マガジン!

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2022

2022年 夏号

M O R I   M A G A Z I N

Vol.9
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2022年も半年が過ぎました。梅雨の季節、通りすがりの古いお家の垣根からは紫陽花の淡い花びらが目を潤してくれます。雨が上がればもう夏の日差し、この夏は久しぶりにどこかに旅しようか、懐かしい友達と再会しようか、いろいろな計画を考えるのも楽しいですよね。 四季も豊かなこの国にいると、のんびりとバカンスを夢想するだけでも気持ちが晴れ晴れ、平和な気分になりますが、その一方で世界に目を向けるとまだまだ悲惨な状況、胸が痛いです。 毎年8月の終戦記念日の頃には、平和の記念礼拝や平和への祈祷集会などを持たれる教会も多いのではないでしょうか。。 思えば1970年、中学生になった私は、学校の帰り道「戦争を知らない子供たち」というフォークソングを友人たちと口ずさんでいました。もう世界は戦争なんていう野蛮な、荒っぽい殺戮合戦には終止符を打ったのだと本気で思っていました。でも歴史を振り返ればいつも世界のどこかで争いごとは続いています。紛争のない国、時代なんて無いのが私たちの世界なんですね。 そして今、ロシアとウクライナ、目を背けたくなるような隣国の現実です。 世界中の教会がウクライナ支援へと祈りを合わせている中、SORAでも今一度「平和のこと」を考え祈りたいと思いました。そんなわけでこの夏はテーマ「平和」です。

SORA
そら

ミノ

サエ

私とあなたHEIWA・へいわ・ヘイワ

TOPICS

Interview
緊急インタビュー!
God Bless Youの作詞者 関根一夫氏に聞く

平和って何?
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SORA:関根先生、今日はよろしくお願いいたします。
関根先生:ご無沙汰しています。どうぞよろしくお願いします。  

SORA:今季は「平和」ということを聖書の世界から考えてみたいと思っているのですが 聖書の中も読んでみると戦争のシーンがいっぱいですね。ノンクリスチャンの方から聖書は愛と平和の聖典でしょ?なんて聞かれるのですが。。。

関根先生:新約聖書のなかには戦争の場面はほとんどないですが、旧約聖書の中にはたくさん戦いの場面の記事があふれていますよね。そもそも、周囲にある様々な敵対的な民族との間で生き残りをかけた国創り物語のようにして見ていく必要があるでしょうね。 国家の歴史の中で神の助けと我らの勝利が、今のわたしたちの土台だという主張を強めることで、民族的な結束を強める必要があったと思います。人間、民族の歴史の成り立ちの背景には血みどろの戦いってたいていありますよね。そして多くの場合、神様の守りとか神様からの助けとかいうことで戦争を正当化する傾向はどこの国にもあるように思います。 イエス様の中心的なメッセージは『互いに愛し合いなさい』です。十戒には『殺してはならない』というメッセージがあります。神様からのメッセージはこれが基本です。 勇気をもって、殺し合うことはやめる、生命を最大限守るという意識を育てる、ことが聖書の求めに応じることになると思います。 

SORA:聖書の民族が特別に好戦的というわけではないんですね。ただこの21世紀まで戦争や様々な地域で紛争が続いていますが、これは私たち人類の宿命というか持って生まれた罪のゆえでしょうか。

関根先生:国と国との戦いは人間が領土を拡大したり、守ったりするためにずっと続いている行為であり、どこの国の人達も異なる人種や異なる文化の人たちと衝突する場合、戦争という行為に出ることが多いですね。 わたしたちは異なる文化の人達と遭遇した時、基本的に平和の道を知らないんですよね。 それぞれ内に秘めた下心などがあるからね。 私は平和という概念を「戦争」ということに限って考えるのはあまり良いとは思えません。 戦争を引き起こすのは民全体ではなく、多くの場合、指導者であり、戦争行為を民全体が好んでいるとは思えないからです。 むしろ、もっともっと個人的な枠の中に落とし込んでいかないと評論はできても、平和を作るという作業にはなかなか立ち向かえないように感じます。 たとえば、ヨハネの第3の手紙にありますが 『愛する者よ、あなたの魂が恵まれているように、あなたがすべての面で恵まれ、健康であるようにと祈っています。』これは、あえて平和という見方をすれば「あなたの魂が平和であり、対人関係が平和であり、体調面でも健康(平和)であるように」という願いや祈りを具体的にチェックできたら、いいなと思います。 国の問題を直接議論しようと思っても、結局その時期の指導者や与党の発想が国を覆っていますから、なかなか前に進みません。 でも、個人的なレベルでの「平和度チェック」をしっかりしていったら、自分の立ち位置というか、自分の周囲、自分自身についての平和がチェックできるので、それを土台に話し合いはできるように感じます。 そういう機運というか、そういう議論がどんどんなされていって、積み重なって、社会における平和について、考えや行動につながるのではないかと感じるのです。 そして「いのちを最大限守る意識・殺しあうのではなく生かし合う議論」がなされなければならないと思っています。

SORA:本当にそうですね。今世界ではウクライナとロシアに注視しています。1日も早い停戦合意が望まれますが、気がかりなのはどちらもキリスト教国でもありますよね? 同じ神を礼拝していると思うのですが、この戦争状態をどのように理解したら良いのでしょうか。

関根先生:安易に戦争の出来事に宗教的な内容を持ち込むことは危険かもしれません。 アメリカもキリスト教国と言われていますが、戦争をしなければ国の経済が成り立たないとさえ言われている国でもあります。 つまり、キリスト教国というレッテルはあくまでもレッテルであって宗教的なことを持ち出して「国民を結束させる」には都合が良いのですが、「あなたがたはクリスチャンなのに、何やっているの」と言えるほど単純なものではないように思います。 要するに『あなたがたは互いに愛し合いなさい』というイエス様のことばをどのように実行しながら生きたら良いのか、本当に、本気でそれを願い、実践できているのか、それは おそらく個人個人、また教会の仲間たちの中で本気で議論されるべき内容であり、また、イエス様の心を感じ取るための十分な時間をとる必要があると思います。 ただ、わたしたちは当事者であるロシアとウクライナの兄弟姉妹を「裁く」立場にはいないので、彼らが自らの平和を追い求め、彼らの心が平和であり、平和の道を築けますようにと祈ることは大切だと思います。

SORA:なるほど!キリスト教国というレッテルの都合の良し悪し、よくわかりました。 先生、イエス様は平和、平安を説かれながらも、『世の終わりには戦争や戦争の噂を聞くだろう…』とおっしゃいました。昨今の不穏な世界情勢から、不安や心配を感じている人も多いと思いますが、この主イエスの言葉をどのように受け取ったら良いのでしょうか。


 

関根先生:世の終わりに起こることとしての戦争とか天変地異とか、不安材料はたくさんありますよね。でも、基本的に、それらは「生命の軽視」という人間の高慢さがピークに達する状況でもあることへの警告にも聞こえます。 「互いに生きる、互いに生かし合う、生きるを励ます」という姿勢が、政治任せ、国任せになると、どんどん弱くなり、むしろ弱者の切り捨てがすでに起こっています。 人の温かさが失われると、そこには闇が訪れます。 便利な社会になればなるほど、大衆へのメッセージは伝えやすくなりますが、 個人への温かさが伝わりにくくなるというのは皮肉なことですね。 実は、他国の戦争はニュースで見聞きすると実体験につながりませんから、心配と不安だけで終わります。 例えば、日本では、今はまだ自由に会話もできるし、買い物にも行けるわけですから、 生活面で心配しなくても良いことがたくさんあるのに、それを見失って、バランス感覚が 極端に悪くなる傾向がありますね。噂は不安を掻き立てます。でも、イエス様はそういう中で「私を信頼しなさい」と語っておられるのだと思います。 そして、その不安の中で「平和を作る作業」を考える必要があるのだと思います。 つまり、自らの魂の平和、関係面での平和、健康面での平和、そして最も重要な神との平和、をしっかり見据える事が重要ではないでしょうか。 どこかの戦争のニュースを聞くと悲しくなります。でも、それは多くの場合 マスコミの流し方に左右されていることがあります。 アフガニスタンやミャンマーや中東地域やアフリカでは絶えず戦いが続けられていて わたしたちには「噂・ニュース」という形でしか届いていませんが、現実的にはほぼ毎日死者がでているわけです。 そういう全世界レベルでみたとき、人間は本当に「平和の道を知らないのだな」と思います。自分も含めてですが・・・、 だからこそ、自らの触れる事ができる場面では「平和を祈る姿勢」「平和を求める姿勢」 「平和を作る姿勢」が大事なのだと思います。

 

SORA:毎夏、終戦記念日の頃に「平和の福音礼拝」や「平和集会」などを持たれる教会もあるようです。関根先生の教会でもそのような祈りの時などはありますか。
関根先生:教会として特別に平和を祈る集会を企画はしていませんが、平和を求める祈りは 大事な祈りだと思います。でも、それは個人個人が真剣な願いとして、他国の平和を祈るだけでなく、自らの生き方のなかに平和が平安がもたらされますようにと祈る姿勢が重要なことだと思います。 

SORA:なるほど、平和というスローガンだけ掲げて終わってしまうことも多いので、自戒の意味も込めて自分たちの生き方からの平和、もう一度問い直してみたいと思います。 先生のご著書である【いてくれてありがとう】(Forest Books)のような関係が、世界中に広がっていけば究極の平和がやってくるように思えますが、 先生が想われる平和、平安について教えてください。

関根先生:「いてくれてありがとう。わたしはここにいるからね」という挨拶をしあえたらいいなぁと常々思います。そして平和と信頼と愛というのは切り離すことができないもののように感じています。平和とは仲良くなることではありますが、表面的に仲良くなっても陰であれこれ非難したり、さばいたりすることってありますよね。それは本来の平和ではないのだと思います。人との間で「平和と信頼と愛」を味わいながら安心して「生きるを励ます」ことができたら、うれしいですね。イエス様がわたしたちをこの世に生かしてくださっているのは、まさに、そのためではないかと思う今日このごろです。   

SORA:今日はありがとうございました。最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

関根先生:戦争が続いているこの世界の中にわたしたちは心を痛め、 多くの方々が逃げ惑う姿にある種の絶望感さえ感じます。 思わず尋ねたくなりました。 キリストはどこにいるのだろう。 イエス様は何をしておられるのだろう。 そしてふと、気づいたのです。 イエス様は十字架を担い、瓦礫の中を歩まれこう語っておられることに。 「わたしはあなたがたと共にいる あなたがたの重荷はわたしが担おう。 わたしがあなた方を愛したようにあなた方も互いに愛し合いなさい」
  ✝ 主の平和がありますように!

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関根一夫先生プロフィール
1949年埼玉県生まれ。 日本大学文理学部哲学科卒業、南オーストラリア聖書大学卒業。 1985年日本大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了。 現在亀田医療大学非常勤講師、 医療法人社団信悠会木村クリニック理事、 MACF(ミッションエイドクリスチャンフェロシップ)牧師。 また世界各地で愛唱されている「God bless you」をはじめ 数多くの賛美歌の作詞を手がけている。 1996年から認知症リハビリプログラム「臨床美術」を彫刻家の金子健二氏、 脳外科医の木村伸氏とともに立ち上げ、介護家族のカウンセラーとして介護者に寄り添ってきた。現在、埼玉県伊奈町の医療法人社団木村クリニックのカウンセラーでもある。 最も大切な言葉として「いてくれてありがとう」を推奨し、その世界を広げようと活動中。

ソラのひろば

今読みたいこの二冊、もう一度
心に留めたい大切なことがいっぱい
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すべては神様が創られた

奥田知志 文/黒田征太郎 絵(木星舎)

この世界、この時代、この国のこの町に生まれて、誰かと生きている、 たった一人じゃ生まれてこない私たち、たった一人じゃ何もできない、 この手や足や瞳はなんのためにあるんだろう、そんなことを教えてくれる素敵な絵本、牧師でありホームレス支援に長く携わってこられた奥田知志さんと、NYから北九州に拠点を移されたイラストレーター、グラフィックデザイナーの黒田征太郎さんがタッグを組んだこちらの作品、収益金は「戦争被害者」への支援に充てられます。

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奧田知志

福岡県の東八幡キリスト教会牧師。認定NPO法人抱樸の理事長。 学生時代からホームレス支援に携わり、現在北九州市において生活困窮者への伴走型支援を行っているNPO法人抱樸の 理事長であり、東日本大震災被災者支援の「共生地域創造財団」の理事長をも兼任している。第19回糸賀一雄記念 賞、第一回賀川豊彦賞受賞。

ひとはなぜ戦争をするのか

A・アインシュタイン/ S. フロイト

浅見昇吾 訳(講談社学術文庫)

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これは驚きの往復書簡です。20世紀の知の巨人であるアインシュタインからフロイトへ、そしてフロイトからの返信、この二人の間にこうした静かな、しかしかなり激アツな言葉のやり取りが行われていたことを全く知りませんでした。その手紙の内容はアインシュタインから問いかけられる「ひとはなぜ戦争をしてしまうのでしょう」、この大きな問いにフロイトはとても丁寧に、そして心理学の窓を開いて答えを懸命に探しています。そしてかなり長文な返信レターを書いているのです。この二人の共通点はユダヤ人であったこ と、そしてこの書簡が交わされた翌年にナチス政権が誕生したので、迫害や暗殺の危機が迫る直前に二人とも米国、英国へと亡命しています。平和主義者としての二人の天才の心を覗かしてもらえる、そんな一冊だと思います。そうそう、後半には解剖学者の養老孟司氏と精神科医の斎藤 環氏の解説もたっぷり読み応えがあります。

アルバート・アインシュタイン:物理学。光量子仮説や特殊相対性理論、一般相対性理論を発表。人々の宇宙観を大きく変えた。1933年米国に亡命。


ジグムント・フロイト:精神医学。神経症の治療を行いながら、精神分析の理論を構築。伝統的人間観を刷新した。1938年ロンドンに亡命。 

Special

Interview

ヘイワとARTとアーティストと
音楽やイラスト、映画、ミュージカル、絵画やインスタレーションetc…
私たちの周りのアートからも、ひとときの安らぎや平安、平和を想うきっかけを感じられることがあると思うのです。
今季は「Deep Sea ~海よりも深く~」をニューリリースされたクリスチャン・アーティストの塩谷達也さんと美和さんのお二人に、平和な音楽やアートについてインタビューさせていただきました。アーティストの創作の源をちょっと見させていただけるでしょうか…
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​SORA:塩谷さん、美和さん今日はよろしくお願いいたします。今季は「平和」がテーマなんです が、お二人にとって平和というか、平安や心の安らぎを感じられるような音楽や絵画、映像作品などを教えてください。

達也:こんにちは!よろしくお願いします。 そうですね、音楽作品をあげてみますね。先ずグレン・ゴウルドが弾いているバッハのゴルトベルク変奏曲、次はサイラス・チェスナットのピアノトリオが奏でるSweet Hour of Prayerという楽曲です。それから黒人霊歌のSteal Away(讃美歌第二編180番「イエスのそばへのがれて行こう」、聖歌「逃れん」)。さらに大草原の小さな家もあげておきます。

​SORA:ありがとうございます!意外とピアノ曲、いやピアニスト作品もリストアップされましたね。グレン・ゴウルドはクラシックのピアニストですがバッハ作品への思い入れが強い人だったようですね。サイラス・チェスナットについてはまだ勉強中ですが、達也さんが聴かれているということで聞いてみたいです。讃美歌や聖歌にもあるSteal Away, 確かに主の下にある静かな力強さを感じます。大草原の小さな家は編集部もド真ん中です!

さて今回の新譜「Deep Sea」についても教えてください。魂の奥深くに染みるようなサウンドで、とてもリラックスできるような、柔らかな心地よさを感じました。この作品へのモチベーションや作り手としてのお気持ちなどを教えてください。


達也:「Deep Sea~海よりも深く~」はコロナ禍中に与えられた曲です。 コンサートや対面の活動が全て閉ざされ、オンライン化や動画編集など慣れない作業が続き疲れ切ってた頃、一人で箱根にリトリートに行きました。その旅を終えて帰ってきたら、今まで僕の心の奥にあった怒りの砦のようなものが、聖霊によって風のように取り去られていた、ということを経験しました。自分の力ではなく、風が吹くように、主に触れられ、癒され回復される。 それが歌となり、自分で歌っていたところ、ピアニストの佐々木潤くんに励まされリリースすることになりました。牧師画家の早矢仕じょーじ先生にジャケットの絵を描いてもらったり、この曲からいくつもの出会いがインスパイアされて、それこそ風のように完成した作品です。 ブックレットにその証しも収録されています。音楽と証しと絵を合わせて味わって頂き、深い主のあわれみの海の中に身をゆだねてもらえればと思っています。

​SORA:なるほど、、この曲を聴いていると身体全体で深呼吸しているような、とても不思議な清涼感を感じたんですがそれは「風」だったのですね。音作りも引き算の美学というか、歌の隙間が聞く人の心を揺らしますね。そういえば佐々木潤さんのピアノもグレン・ゴールドにつながる何かがあるのかも、なんて思いました。 さて、長引くコロナ禍に続き最近ではサル痘の流行も懸念されています。また世界ではロシアによるウクライナ侵攻で多くの一般市民の尊い命が犠牲になりました。国内でもストレスや心労から自死をされる方も多い日々です。このような毎日を生きているSORAの読者へメッセージをお願いします。   

達也:今日マッサージ屋さんで施術をしてくれた70歳の女性がこう言っていました。 「ロシアとウクライナの戦争見ていて、本当古いわねって思うの。今さら戦車を走らせて戦争なんて。温暖化のために地球を守った方がいいじゃない。」 僕もうんうんと頷きながら、こう思ったのでした。「でも、人の自己中心はどんなに時代が変わっても変わらない。戦争はウクライナにも人の心の中にもある。人は自分では変われないんだ。」 と。僕も学生たちを教えているので、コロナや戦争もあって将来に希望の見えない時代に生きるって大変だよなあって彼らを見ながらしみじみ思うのです。もしも、僕らが自分自身しか見られず、 思えず、自分のためにしか生きられないんであれば、生きるってことは苦しい牢獄みたいなもんだ。 この牢獄から僕らを解放するためにイエスさまは来てくれたんだなぁ。僕らのために。 そして僕らの中にそんなイエス様の霊が住まわれているから、僕らも誰かのために生きれる。 そういう風に新しくされたから。 争いは私たちの内、外に絶えませんが、そういう時こそ、助け合って、お互いのために生きていければと願います。
We shall overcome
We shall overcome
We shall overcome someday
Oh deep in my heart
I do believe
We shall overcome someday

​SORA:それでは同じ質問を美和さんにもうかがいます。よろしくお願いします。最近何か平和や安らぎを感じられた作品はあったでしょうか。

Miwa:戦争、平和について深く考えさせられた映画があります。北朝鮮の脱北者を取り扱った「クロッシング」という韓国映画です。 実話ベースに制作されたこの映画は、戦争という人災によって。貧困、病気、決してハッピーエンドではない現状を映し出しています。主人公の男性が不公平な世の中について問いかけるシーンは他人事として観ることができず、また、子供が何もない貧しい中、ボロボロのボールで遊び、雨が降るだけで喜ぶ姿に心が痛くなりました。今の自分がどれほど恵まれているのか、そう、祈らされた映画です。

映画「クロッシング」

SORA:本当に物も情報も溢れ、豊か過ぎる社会に生きていて、失ったもの、気づけないことがたくさんありますよね。素晴らしい映画をご紹介くださりありがとうございます。 とにかく思った以上に長いコロナ禍、クリスチャンの世界もセキュラーな世界も仕事を継続していくのが大変な毎日ですよね。そして予期せぬ戦争と、生き辛い現況ですが、今を乗り切ることができるように何か読者の方々へメッセージをお願いしても良いですか。

Miwa:コロナ禍で有名人の方が自ら命を絶つニュースが相次ぎました。 私はJesusに出会っていなければ同じ結末を辿っていたかもしれません。その経験を歌に「生きよ」という曲をコロナ禍で制作しました。辛い時期は何をやっても本当に辛いですね。 どうぞ、肩の力を抜いて、必ず笑顔になれる日がある、そう信じ、主を見上げ、天に帰るその日まで、共に生きていきましょう。

SORA:達也さん、美和さん、今日は心にひびく素敵なメッセージをありがとうございました。 これからもライブやゴスペルの指導、がんばってくださいね。  

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CD「Deep Sea 〜海よりも深く〜」

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おふたりのプロフィールはこちらからご覧ください。

【編集後記】

今季から季刊誌として新しいスタートを切りました。夏号ということでどうぞよろしくお願いいたします。あの、夏って一年前から楽しみにしているワクワクなシーズンですが、始まってみるとあっという間に終わっちゃうんですよね。ま、お気に入りのTシャツやサンダル、籠のバッグなんかを出してきて、これ着て何処行こうなんて考えているだけの妄想バカンス^-^;; が続いていた編集部のケイですが、少しずつコロナ禍も解けてきているようなので今年はずっと前から行きたかった日本のエーゲ海、オリーブのふるさとでもある小豆島に行きた~い!と祈り込んでおります。 皆さんの夏のストーリーも是非聞かせてくださいね。 そして引き続きロシアとウクライナの停戦と和解のために、アリシアの森の仲間たちといっしょに心を合わせていきたいと思っています。

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